12年
今日で阪神・淡路大震災から12年。
私は当時中学3年生で和歌山の自宅にいたのですが、それまでに感じたことのない揺れの大きさと音に飛び起きました。
一瞬何が起こったのかわからず、呆然と「家がつぶれるかもしれない」とベッドに座り込んでいたところ、母親が部屋に飛び込んできて、「弟を連れてテーブルの下に入りなさい！」と一喝されました。
なぜか、猫の餌入れと餌の入った旅行用のかばんを掴んでテーブルの下にずっといた・・・というのが私のあの朝でした。（震度としては５だったと記憶しています。）
その日はラジオを持って登校しましたが、大阪から通学していた生徒も多かった学校は一日中自習になり、ラジオで報道される亡くなった方の数がどんどん増えていくのをただただ聞いていました。
和歌山という土地は普段から地震が多く、地震は多少なりとも”慣れ”ていましたが、あの日のゆれは揺れ方も揺れの時間もその大きさも全く普段とは異なるものでした。
神戸からはかなり離れた和歌山でもあの大きさだったのですから、直接被災をされた方の恐怖は想像を絶します。
お亡くなりになったたくさんの方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
あの時以来非常持ち出し袋の用意は欠かしたことがありませんが、「いざ」そのときがきたらパニックをおこさずに冷静に行動できるか・・・そもそも自宅以外で被災したらどうするか。
これから復職して、子どもは保育園、私とダンナは会社という状況だったら・・・？
ダンナが出張のときだったら？
外に子どもとでかけているときだったら？
まだまだ色々想定して家族で申し合わせをしておかないといけないな、と思います。
そして、あの状況でもまっさきに子ども部屋に飛び込んできて、的確に（？）指示をだした母親のような強さをもちたいと思います。
